ことわざ 「たいぎ − たいこ」

動物ことわざ
「大魚は小池(しょうち)に棲まず」
大魚は文字通り体が大きいので小さな池にすまないように、
能力に長けた大物は、小さなことは気にかけない、もしくは、
小さな役職でいつまでも働くことはないということを表す
ことわざ。

ことわざ
「大行は細瑾(さいきん)を顧みず」
大きな事業などを始める人は、小さな欠点などは気にしない
ということを表すことわざ。

ことわざ
「大巧は拙なるごとし」
名人、名手と呼ばれるくらいの人は、小さなことは気せず、
また細工などをしないので、逆に見た目は下手であるかのように
見えることがあるということを表すことわざ。

ことわざ
「大黒柱を蟻がせせる」
家の支柱である大黒柱を蟻がせせったところで、
びくともしないを表すことわざ。もしくは、小さなものが
大きな仕事に取り掛かることをあらわすことわざ。

ことわざ
「太鼓判を押す」
絶対に大丈夫だと保証することを表すことわざ。

ことわざ 「さくじ − ざこの」

ことわざ
「昨日の少年今は白頭」
昨日まで少年だったと思ったら、気がつけば白髪になっていると
いう例えから、年月が経つのは非常に早いことを表すことわざ。

ことわざ
「酒買って尻切られる」
お酒を振舞ってご馳走したのに、逆に仇になって乱暴される
ことを例えに、人への好意が裏目に出ることを表すことわざ。

ことわざ
「酒は百薬の長」
適量をわきまえて度を越す量を飲むことがなければ、
お酒はどんな薬にも勝る効果があることを表すことわざ。

ことわざ
「酒酔い本性たがわず」
酒に酔った人は、一見、本性を失っているように見えるが、
実際は、どんなに酔っていても本性を失うことはないと
いうことを表すことわざ。

ことわざ
「雑魚の魚交り(ととまじり)」
居るのかどうかも分からないような小魚が大きな魚と
一緒に居ることから、能力などがない者が、立派な人の中に居て
分相応でないことを表すことわざ。

ことわざ 「かおで − がきも」

ことわざ
「顔で笑って心で泣く」
悲しい時や苦しい時も、顔の表情や態度は平静を装い、
他人に自分の気持ちを悟られないようにすることを
表すことわざ。

動物ことわざ
「蝸角(かかく)の争い」
カタツムリの角のように、小さくつまらない物で
争うことを表すことわざ。

ことわざ
「かかとで頭痛を病む」
まったくの見当違い、完全な筋違いの心配をすることを
表すことわざ。

動物ことわざ
「垣堅くして犬入らず」
家庭が円満で、家族一人ひとりで分をわきまえている家は、
外から家庭を乱すような者が居たとしても、番犬をおく必要が
ないくらい隙がないということを表すことわざ。

ことわざ
「餓鬼も人数」
どんなにつまらないものでも、大勢集まったら、
あなどってはいけないということを表すことわざ。

ことわざ 「あいて − あおな」

ことわざ
「相手のさする巧名」
自分が優れているのではなくて、相手の力が弱かったり
相手の失敗などで得た思わぬ形の手柄を表すことわざ。

ことわざ
「相手のない喧嘩はできぬ」
ケンカは相手がいて始めて起こりうるものであって、
相手が取り合わなければケンカになることはないということを
表すことわざ。

ことわざ
「会うは別れの始め」
人との出会いとは、その出会った人との別れの始まりだと
いうことを表すことわざ。

ことわざ
「青柿が熟柿弔う」
熟していない青い柿が、熟して今にも落ちそうな柿を見て、
同情するということから、それほど立場の変わらない物たちが
互いに同情したりすることを表すことわざ。

ことわざ
「青菜に塩」
青菜に塩をかけると、しおれてしまうように、
元気をなくしてしまうということを表すことわざ。

ことわざ 「わかご − わがみ」

ことわざ
「若後家の薄化粧」
若いときに未亡人になってしまった女性であれば、
たとえどんなに貞節だったとしても、いつかは男性の
気を引こうと化粧をするものだということを表すことわざ。

ことわざ
「我が子自慢は親の常」
自分の子供が可愛いがために、必要以上に自慢してしまうのが
世間一般の親の情であるということを表すことわざ。

ことわざ
「我が手で首を絞める」
自分がとった行動が、知らぬ間に自分を苦しめる結果になる
ということを表すことわざ。

ことわざ
「我が仏尊し」
他人の言うことに対して聞く耳を持たず、自分の意見や
持論、大切な物だけを大事に思うことを表すことわざ。

ことわざ
「我が身をつねって人の痛さを知れ」
自分も苦労や苦痛などを味わうことで、他人の気持ちや
身上をよく考えて思いやれということを表すことわざ。

ことわざ 「らっき − りきん」

ことわざ
「らっきょう食うて口を拭う」
自分がやった悪い行ないを隠そうと、ごまかそうとして、
自分なりに上手くごまかしたつもりでも、結局は
バレてしまうということを表すことわざ。

ことわざ
「乱は天より下るに非ず婦人より生ず」
世の中が乱れる時は、天がもたらすのではなくて、
女性の色気、色香に男が惑わされることから始まると
いうことを表すことわざ。

ことわざ
「乱を以て治を攻むる者は滅ぶ」
国内の状況が乱れている国が、しっかりと治められている国を
攻めたとしても、負けてしまい、結局は滅びるということを
表すことわざ。

ことわざ
「理が非になる」
道理が正しくても、説明が悪いと相手が誤解することを
表すことわざ。

ことわざ
「力んだ腕の拍子抜け」
あることに対して、相当意気込んで臨んだものの、
意外と楽にできてしまうと、逆にがっかりとしてしまう
ことを表すことわざ。

ことわざ 「やけい − やしゃ」

ことわざ
「焼け石に水」
焼けて非常に熱くなってしまった石に水をかけても、なかなか
冷めないのと同様に、どれだけやってもほとんど効果がないと
いうことを表すことわざ。

ことわざ
「火傷火におじる」
以前に一度ミスをしているため、また失敗するのではないだろうかと
恐れることを表すことわざ。

動物ことわざ
「焼野の烏(からす)」
烏(からす)のように、元々黒い物が、さらに黒く見える
ということを表すことわざ。

ことわざ
「焼けぼっくいには火がつきやすい」
一度焼けたくいは、焼けた箇所が炭になっているので火がつき
やすいのと同様に、一度付き合ったもの同士は、離れても
元に戻りやすいということを表すことわざ。

ことわざ
「夜叉が嫁入り」
鬼が嫁入りする時に、厚化粧をして顔を隠すのと同様に、
キレイではない女性が厚化粧をしていることを、皮肉る、
あざけることわざ。

ことわざ 「まごに − まつみ」

ことわざ
「馬子にも衣装」
どんな人であっても、服装や身なりをきちんとすれば、
立派に見えるのであるということを表すことわざ。

ことわざ
「正宗も焼き付けば釘の値」
どんな名刀でも、焼きついてしまえば、ただの釘のようなものと
同じということから、以前にどんなに栄えていたものでも、
勢力を一度失ってしまうと、以前のようには戻らないという
ことを表すことわざ。

ことわざ
「待たぬ月日は経ち易い」
何かを待っていれば、そのときが来るまでの時間や月日は、
なかなか経たないものだが、何も待たずに過ごす時間という
ものは、すぐに過ぎ去ってしまうということを表すことわざ。

ことわざ
「待つ間が花」
何かを待っているときに、あれやこれやと想像しているその間が
非常に楽しいもので、いざ現実になると想像と違ったり、
想像ほどのものではないということを表すことわざ。

ことわざ
「待つ身よりも待たるる身」
人を待つことは非常に待ち遠しくてつらいものであるが、
人を待たせていることも、待たせていることが気が気ではなく、
同様につらいものだということを表すことわざ。

ことわざ 「はかり − はくじ」

ことわざ
「謀事は密なるを尊ぶ」
何かことを計画し実行しようとする場合は、誰にも悟られないように
秘密めいてするのが良策であるということを表すことわざ。

ことわざ
「掃き溜(だめ)に鶴」
ごみの山の中に清らかな鶴がいるように何の取り柄もない
人たちの中に優れた人いるということを表すことわざ。

ことわざ
「馬脚をあらわす」
芝居で人が馬を演じる時、二人で本物の馬のように見せるが、
それがバレてしまうことを表すことわざ。

ことわざ
「破鏡再び照らさず」
乱世に別れねばならなかった夫婦が、鏡を半分に割って、
もう一度、再び一緒になることを約束したが、
今度会ったときには、妻はすでに他人の妻であったことから、
一度離れた夫婦は元に戻ることはないということを表すことわざ。

ことわざ
「白刃(はくじん)前に交われば流矢(りゅうし)を救わず」
大きな災いを目の前にして、小さな災いのことをとやかく気にする
余裕などないことを表すことわざ。

ことわざ 「ながい − なかだ」

ことわざ
「長い浮世に短い命」
この世の中の長さと比べてみれば、人の一生なんて、
短い物なので、あわてることなく生きることが一番良いと
いうことを表すことわざ。

ことわざ
「長い目で見る」
人の一生は成功と失敗の繰り返しなので、人の価値を
一つの失敗や姿で判断せずに、ある程度の期間をもって
その人を判断するべきだということ表すことわざ。

ことわざ
「長い物には巻かれよ」
自分よりも身分が上の人や、力のある人には、対抗をしても
勝てることは非常に少ないので、言われたとおりにする方が良い
ということを表すことわざ。

ことわざ
「鳴かず飛ばず」
未来における活躍を心に持って、人目を引くようなことを避けて、
じっとして機会を待っている様子を表すことわざ。

ことわざ
「仲立ちより逆立ち」
人の間に入って仲を取り持ったり、まとめたりして苦労をするよりは、
逆立ちをする方が楽であるということを表すことわざ。